進化し続ける「関西発正統派ポップバンド」ドラマストア 長谷川海が見つめる2021年とその先の物語 ≪後半≫

「君を主人公にする音楽」をコンセプトにした関西発正統派ポップバンド、ドラマストア。トリプルA面の3rdシングル『希望戦線/knock me, knock you/回顧録を編む』を2021年3月31日にリリース。
前向きであり、そして戦略的に、どんどん進んでいく彼らの近況について、ギターボーカルの長谷川海さんへのインタビュー後半です。

バンドとしての根幹が太く強くなった。

―今回の制作で、前よりも少し変わったなぁとか変化を感じることはありましたか?

逆かもしれないです。
変わらないことが明確になったからかもしれないですね。っていうのも、コロナ禍になった時に大阪は4月5月と緊急事態宣言だったんですけれども、もう丸一か月半全くスタジオに入らなかったんですよ。
で、他のメンバーともあんまり会ってなかったし、逆に緊急事態宣言が明けて久しぶりに会った時も、「久しぶりやな」っていうみたいな感じじゃなくて、「夏休み終わってもうた」みたいな。「じゃ、作るか」って感じぐらいやったんですよ。それぞれが、多分、音楽ももちろんですけれども、自分の人生や生活と向き合う良い時間が出来たっていうことで。
多くのミュージシャンが楽器を持たずともパソコンの画面の中、メールやLINEでの制作が主流になっていってるんだろうなと思うんです。もちろん、僕たちもそれに乗ってないわけじゃ決してないんですけれど、曲作りだったり、ちゃんと思いを伝えるみたいな制作のド真ん中の部分は、必ず面と向かってやるっていう状態が、今でも続いてるんですよね。必ずスタジオに入って、プリプロ(プリプロダクション:レコーディングまでの前準備のようなもの)までの曲作りは、絶対顔合わせてやる状態が、1年以上続いてるんです。こんな状況になったにも関わらず。ちゃんとスタジオに入って、ちゃんと面向かって。「それ、めっちゃええな」とか「それ、ちょっとちゃうんちゃう?」って言い合う自分たちの制作スタイルを貫くっていうことに繋がっているんです。だから、これから先も多分していけますよねっていうのが、バンドの幹の太さに出てるのかもしれないです。

―どんどん強くなっていきますね。

そうですね、まぁ他のバンドに比べて、よう怪我してきた、ようコケてきたってバンドやと思うんで。そういうタフさは多分あるし、ファンの方も同じく古参の方たちは、離れるタイミングがいっくらでもあったのに、それでも付いて来てくれるくれているので、もう多分ちょっとやそっとじゃ、手を離せへん。絆は、お互いの中で出来てきてるんじゃないか、と思いますね。

それを多分、新規の方々が見てくれて、感じれることも大きいと思うんで。僕らは、もちろんそういう方の手を離すつもりもないですし、いいキッカケやったなと思います。

―古参のファンの方も新しいファンの方も、どんどんおいでよ!と言ってくれているようなとこもあるんでしょうね。

めちゃくちゃウェルカムですねー。ちょっと言い方に語弊があるかもしれないですけれど、マウント取る子達も全然いないですし。ライブでのマナー違反をちゃんと注意し合えてたり。
ファンというよりかは、力強い仲間じゃないですけれど、彼ら彼女たちの心の中にちゃんとドラマストアっていう武器を持ってるんや、なんていうのをすごく思っているので。下手したら俺たち以上にドラマストアのこと好きなんちゃうか?って。そういうね、勇ましさすら感じますよね。


最近のこだわりポイントのひとつ、スキンケア

―メインビジュアルの写真が変わりましたね。以前は室内でしたが、今回は外で開放的です。

和也くん(ドラム・コーラス:松本和也)が、今回はこういう描写で撮りたいっていう話だったので、ほとんど一任しましたね。それは、表題曲というかね「希望前線」が頭にバーっときた時に、どうしても室内っていうイメージよりミュージックビデオも外ですし、そんなところと兼ね合いはあったと思います。


―タワーレコード新宿店でも、メンバーが着ているようなセットアップを着用している男性ファンもいましたね。

ありがたいことに、真似してくれるっていうと言い方アレですけれど、良いインフルエンサー的な影響も徐々に与えるようになってきたのかな、とは思っていて。それこそ、最近スキンケアにハマったら、海くんと同じの買ったとか。料理してたら、海くんと同じレシピで作ったとか。ミュージシャンらしからぬ部分でのアプローチは、非常に嬉しいですよね。

―お肌がね、綺麗だなーと思って。

はい、めちゃくちゃ痩せました。
自粛になった瞬間に、「俺、これ絶対に太るな」って思ったんですよ。
でも、自粛明けて、久しぶりにファンの方と会って、めっちゃカッコよくなったらおもろいんちゃうか?みたいな。ゆりやんレトリィバァさんじゃないけど、太ってんのに飽きたっていう感じで。で、4月1日に体重計買ってもうて、嫌やけど毎日毎朝、絶対に乗って。パンとパスタやめただけで、2ヶ月くらいで4~5kgバーンて落ちて、そっからはもう、ヨガとジムと…。最近では、逆にご飯食べた次の日、動いたり、ご飯減らさへんかったら、逆に不安なくらい。今ではランニングのタイムが高校時代より早いです。僕、結構ピーク、今。めちゃめちゃ今、体力あるな、みたいな。ライブ後とかでも、他の3人がバテてて、「あー、疲れたー」ってなってても、「お疲れ!」みたいな。結構、健康ですね。
ほんとに僕、顔にニキビようできやすいし、甘いもの好きやったんで、顔だけに関わらず、よくニキビとかできちゃうタイプやったんですけど、もう全然見当たらなくて。すーごいです。ほんっとに。これ、こんなミュージックソムリエのとこで、書く話じゃないかもしれませんけれど。はい。なんのインタビューでしょう?(笑)

―本当ですね(笑)実は、私もヘアメイクさんに、小鼻の周りが赤いから、甘いもの好きでしょ?って言われて。

え?僕もそれ、あるかもしれないです。
『Invitations』の撮影の時に、お世話になったメイクさんが、僕らとすごく合っていて一緒にやらせていただいているんですけど、その方に、自粛始まるちょっと前に、「最近若い男の子と仕事するようになったけど、君、ほんま肌ツヤいいし、化粧ノリ、めっちゃいい。」みたいなこと言われて。「セルフメイクとかの勉強した方がいい。」みたいなことを言われたんです。
僕、あんまり気にしてなかったんですけど、いざ自粛になった時に、テレビの15秒のスポットを撮ってほしい、コメント取ってほしい、みたいな時とかで、その経験がすごく活きてきて。昔のカフェ時代の部下の女の子とかに、「めちゃ変な話なんかもしれへんけど、セルフメイクとかの勉強したくて…」って言ったら、その子とかも、「全然変じゃないですよ、むしろ教えたいです」みたいに言ってくれたんです。それで、最低限のことを教えてもらったんです。そういう“見られる意識”っていうのが、見られるはずのない自粛期間で、すごく付いてきたっていうのが大きいですね。
自粛明けて、久しぶりにその方に会ったり、ヘアメイク担当の方に「今までもう、こんなに服とかこんなに髪型の提案ができるようになったのは、海君が痩せたからやで。」みたいな。「戻ったらあかん!」って、すごく言われていて。それもすごく嬉しいですし、戒めとして、はい。

―がっつりメイクではなくても、ちょっと気を遣っただけで、自分を素敵に見せることもできますもんね。

そうですね、めっちゃ楽しいですね。めっちゃ楽しいですし、男性は基本ナチュラルメイクやと思うんですけど、やっぱり年を取っていくに従って、質感とか勝たれへん部分とかもあったりするやないですか。あるいは、撮られた時にオンエア見て、「え?こんな顔してたんや…」みたいな。
自分で勉強したメイクや、メイクさんがしてくれた時の方が好きってなった時点で、メイクは自分の中でテンションが上がる事なんやなぁ、という認識に変わったんですよね。だから、全然抵抗がなくなった部分は大きいですね。


全方向型バンド 未来を見据えて

―なんか全方向型バンドになりましたね(笑)

ハハハハハ(笑)
兼ねてからマルチになりたいっていう話は確かしてたと思うんですけど、そうですね。なんか『アタック25』しかり、去年はラジオ番組を頂いたり、テレビ収録があったり。なんか、ほんと喋れる能力とか、喋れるトピックの守備範囲は広いと思うので、マネージャーも「それを生かさない手はないよ」っていう判断やと思うので。興味があることを、ついつい手に取っちゃうミーハーなところは、いい意味で消さないようにしたいなと思います。

―ライブのMCも更に魅力的になりそうですね。

自分たちみたいなジャンルをやる上で、やっぱ関西人でよかったなって思うところは非常に多いです、正直。だから逆に、ライブは非常にメリハリがあって、以前も24曲フルでやったと思うんですけど、MC2回しかなくて。でも、アンコールで20分くらい喋る、みたいな(笑)
本編は、きっちりとメジャーっぽいライブをして終わるみたいな。そういうメリハリを作るライブがしたいっていう風に、まぁ、和也くん(ドラム・コーラス:松本和也)、リーダーが発信した時に、自分の中でもこう、喋るとは何かみたいな、考えるきっかけになった。そこで更に、レギュラー3ヶ月やらして頂いた芸人さんたちとの仕事で、学んだことが生きたみたいな。音楽は、もちろんなんですけど、おしゃべりを含む自己発信っていう部分は、これからも大事にしていきたいですね。

―30代も見えて来ていると思いますが、最強の30代を迎えるんじゃないですか?

なりたいですね、最強の30代。ほんっとに星野源さんみたいな方がいてくださってすごく嬉しいというか、もう付加価値の時代やと思うんで、音楽はもちろんなんですけど、自分ていう人間にもしっかり価値をつけていきたいな、と思いますね。美容も、料理も、何もかも。

―もしかしたら、演技とかも?そのうち演じてる側から、気がついたら監督までいってそうな…そんな感じですよね。

演技、めっちゃ、したいですね!超、興味あります!
「備忘録を綴る」かな。ミュージックビデオももちろん、原案脚本は僕が書いたんですけど、最後の最後で監督側が「うわー、良いんか、悪いんかわからんなってもうた。」みたいなことがあったんです。ゲシュタルト崩壊みたいなところに入ってしまって。で、俺が「こうしたら、あぁしたらいいんちゃう?」言ってるうちに、原案脚本から、監修までレベルアップしたので。そういう「監督ってクレジットがつく日も遠くないですよ」っていうような話を頂いてたりするんですよね。それも全然夢のひとつですね。

「忘備録を綴る」

―いやぁ、これからも、ますます楽しみです。新曲もリリースして、これからライブやフェスでお会い出来たら嬉しいです。.

是非是非。ありがとうございます。よろしくお願いします。


前半はコチラからご覧いただけます。


ドラマストア

「君を主人公にする音楽」をコンセプトとした関西発・正統派ポップバンド。
2014年 大阪にて結成。
2018年 東名阪広にてワンマンライブツアー「4th Anniversary Tour」開催。全公演チケット即日SOLD OUT。
2019年 1st Full Album「DRAMA STORE」発売。同作品にて「タワレコメン」獲得!アルバム収録曲に5つのTVタイアップを獲得。YouTube Musicの2019 年注目アーティスト「Artists to Watch」に選出。
2020年 1st Full Album「DRAMA STORE」が第12回CDショップ大賞2020「関西ブロック賞」を受賞。 4th Mini Album「Invitations」発売。収録曲の「東京無理心中」が柴門ふみ原作のドラマ「女ともだち」主題歌に決定。
MBSラジオ「週刊ヤングフライデー」にVo&Gの長谷川海のレギュラー出演開始。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020、MONSTER baSH2020、COUNTDOWN JAPAN 20/21出演決定。(いづれも新型コロナウイルスの影響で中止)
2021年 3月31日トリプルA面 3rd シングル「希望前線/knock you , knock me / 回顧録を編む」をリリース。「アポロ -2020-」がフジテレビ「フジテレビ「ジャンクSPORTS」エンディングテーマに決定。

ノエビア ブランドWEB CM 「2021 年春篇」に未発表楽曲「花風」が決定!

4月から全国ワンマンツアーを開始。
ライブのスケジュールなどについては公式ホームページからご確認ください。


2020年夏に行ったドラマストアインタビューは、コチラから。

インタビュアー:石井由紀子(ミュージックソムリエ)

NPO法人ミュージックソムリエ協会

NPO法人ミュージックソムリエ協会は音楽に関与する人材を発掘し、育成し、音楽とその周辺のソフト産業の活性化・多様化をもたらします。

0コメント

  • 1000 / 1000